過去10年の米軍機による落下事故17件
2月8日午後2時頃、大和市上草柳の米海軍厚木基地の滑走路前の県道に、着陸体制に入っていた電子戦闘機EA6Bプラウラーから機体の一部が落下した。複数のアルミニウム製部品が飛散し、内1個が県道を走行中の乗用車に当たった。部品は最大で218cm×107cmの大きさで、その他に6個が回収された。 事故原因は米軍が調査中である。沖縄の普天間飛行場と同様に、厚木基地も周辺人口250万人ともいわれる人口密集地の上空を米軍機が飛び交う危険性をあらためて浮きぼりにした。米軍機による落下物事故は、この10年間で17件に及び、1昨年にも米空母艦載機から金属部品が落下し綾瀬市の住宅を直撃し窓ガラスを破損させている。 「謝罪はないのですか」強く抗議 党座間市議団をはじめ基地隣接5党市議団、日本共産党、平和・民主団体の代表21人は、2月10日、米海軍厚木基地に出向き、原因の徹底究明と結果の公表、全ての艦載機の飛行中止、空母の横須賀母港撤回を求めました。対応した同基地のクンツ広報部長は「原因の徹底究明に最善の努力をしている」と説明。参加者の一人が「謝罪はないのですか」とたゞずと、同部長は「非常に近隣のみなさんにご迷惑・ご懸念を抱かせたことに対し、深くお詫び申しあげます」と述べました。 党市議団は、引き続き原因の徹底究明と再発防止、艦載機の飛行中止を求め追求していきます。 |
沖縄防衛局長の「講話」無法な選挙介入が明白に |
2月5日告示の沖縄・宜野湾市長選挙に絡んで本人や親族が同市に選挙権を持つ職員の名簿を作成させ、該当者を集めて「講話」と称して投票を呼びかけていた防衛省の真部朗沖縄防衛局長に対し、防衛省は違法性が明確でないなどの理由で処分を見送っています。 一方で防衛省の調査では、過去5年間の選挙で局幹部らに投票を呼びかけていたという事実も明らかになり、自公政権時代から「常態化」していたことが判明したのです。 国家権力による選挙への重大な介入 政治的中立性がより厳格に求められる自衛隊員であり、防衛行政の責任者である局長が市長選挙に介入したことは、国家権力が本来自由公正であるべき自治体の選挙に介入し、民意をゆがめようとするもので決して許されるものではありません。 第一は、真部朗沖縄防衛局長の行動が国家権力による選挙への重大な介入だということです。 第二は、選挙への介入が宜野湾市長選挙にとどまらず常態化していたことです。 第三は、野田政権が沖縄名護市辺野古に米軍基地を押しつけようとする強権的なやり方が今回の選挙介入を招いたことです。 公務員の職務専念義務違反はあきらか 防衛省は特に違法性が無いとしていますが、「選挙に棄権しないよう」「投票にいきましょう」などという「講話」は選挙管理委員会の職務であって、防衛省の職務ではない。局長が勤務時間中に選挙の「講話」を行ったことは明らかに公務員の職務専念義務に違反している。キャンプ座間に2012年度中に陸上自衛隊中央即応集団司令部が設置され、自衛隊員の家族宿舎250戸の建設が予定されるなど自衛隊関係者が市内に増える傾向にあるだけに決して他人ごとではありません。今回の事件の推移を注視していきましょう。 |
放射線量測定を継続実施 |
党市議団は、独自で1月に続き2月にも有志の方々とともに市内の空間放射線量を測定しました。 今回、使用したのはSOEKS-01Mというガイガーカウンターです。アルミ遮蔽(3ミリ)を使ってベータ線は除外しガンマ線だけを測定するようにしました。10回計測して、最大と最小を除いた8回の平均値を示します。
※SOEKS-01Mの数値に係数0.772を乗算:μSv/h(毎時マイクロシーベルト)
・座間市では文部科学省が報告義務を課している基準:地上1mで1.0μSv/h ◆これでは地上1cmにおいては数倍〜数十倍と大きな放射線量になります 今回の測定では近隣市の除染基準よりも下回りましたが、近隣市と同じように市による空間放射線量測定と必要に応じた除染を党市議団は求めていきます。 鳩川ハイツや桜田住宅では住民の方が参加してくれました。市の環境政策課は「市民の関心が高くない」といいますが実態は違います。今回は入谷・座間・明王・栗原中央地域でしたが、今後は他の地域でも測定します。測定のご要望をぜひお寄せください。 |
測量基準「相模野基線」 |
1882(明治15)年に設けられた国の測量基準「相模野基線」(座間市ひばりが丘1丁目―相模原市南区麻溝台4丁目)5210mを1月に再測量した結果、1995(平成7)年時の測量結果に比べて4.9cm短くなっていたと国土地理院関東地方測量部の川本利一測量課長が2月3日サニープレイスで発表した。川本課長は「東日本大震災の影響ははっきりしない。ただ130年まえの基線が現在も全て保存され再測量できた意義は大きい」と話した。相模野基線は関東大震災翌年の1924(大正13)年には、地殻変動で24.4cm長くなったという経緯がありまず。 相模野基線の一等三角点はドイツ式三角測量によって日本地図を作成するために設置(全国で約330点)された一つだが国内では最古のものです。この一等三角点は、1昨年に日本土木学会より日本土木遺産に指定され、昨年は座間市の重要文化財に指定されました。 |
平成24年座間市議会第1回定例会日程 |
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