2013年5月21日発行 第161号

2013年座間市議会 第2回 定例会の日程


 5月31日から6月24日まで議会が行われます。ぜひ議会の傍聴にいらしてください。いずれも9時開会です。

日付 会議の内容 場所
5月24日(金) 議会運営委員会 委員会室1
31日(金) 本会議(開会、提案説明、総括質疑) 議場
6月 7日(金) 本会議(一般質問) 議場
  10日(月) 同上※一般質問とは市政全体に関する質問です 議場
 11日(火) 同上 議場
  13日(木) 企画総務常任委員会・健康福祉常任委員会 委員会室1・2
14日(金) 教育市民常任委員会・都市環境常任委員会 委員会室1・2
  17日(月) 基地対策特別委員会・議会改革特別委員会 委員会室1・2
  18日(火) (委員会予備日)
  20日(木) 議会運営委員会 委員会室1
  24日(月) 本会議(討論、採決、閉会) 議場




<<よろず相談>>
○日 時 6月21日(金) 午前10時〜12時
○場 所 座間市役所 6階 日本共産党控え室
お気軽におでかけください。6月の担当は中沢邦雄議員です。




座間市

住宅リフォーム助成事業実施


 住宅リフォーム助成事業が、地域経済の活性化や市内商工業者の育成、市民の生活環境向上を目的として、座間市でも今年度から実施されます。これは、市民が自己住宅をリフォームするのに、市内業者を施工業者として実施した場合、10万円以上の工事費につき1件5万円の補助金を市が支給するというものです。市は今年度100件分の事業費として500万円を予算計上しています。

     第1期申請受付

 今年度第1期申請受付が5月13日〜5月27日の期間で開催されています。2期目は10月に予定となっています。

 この事業は、隣接している綾瀬市、海老名市、厚木市、相模原市など県下16市で既に実施され成果をあげています。これまで座間市が取り残されていたため、神奈川土建座間・海老名支部や党議員団が議会でも取り上げくり返し実施を強く求めてきたものです。

 今後も党市議団として、制度の実施を評価しながらも簡素な手続きで使い易く地域経済への波及効果を高めるために実効ある取り組みを要望していきます。

 この制度の活用を期待しています。

(中沢邦雄 記)





日本共産党演説会


 党市議団も市政と国政について話します。

   日時 6月15日(土)午後6時30分〜

   場所 サニープレイス多目的室

 *小泉親司(党中央委員基地対策責任者)基地問題について話す他

 はたの君枝(元参議院議員)も参加します。





自衛隊司令部の記念式典ではなく大事なこと

写真
[座間公園から遠望した式典の様子]
 5月18日、陸上自衛隊中央即応集団司令部(陸自の海外派兵任務を一元管理する司令部)の開設6周年の記念式典がキャンプ座間で開かれました。5月19日付の神奈川新聞によれば、来賓約350人が見守る中、自衛隊員約600人が行進し、放射能汚染に対応できる装甲車などが展示され、米軍ヘリや空自ジェット機が編隊飛行した、とのことです。

 これらに対し、党市議団は、平和団体の方々とともに抗議要請行動を行いました。「航空機の騒音を伴う」として「平穏な住民生活に障害と不安を与える式典の中止を」と訴えました。日頃から、米軍機のジェット機騒音およびヘリコプターの騒音で地域にひどい影響を与えているのに、編隊飛行などとはとんでもないことではないでしょうか。

 式典前は、キャンプ座間の正門にて抗議の横断幕をひろげ、式典来賓を送迎するマイクロバス9台が往復し、米軍関係者や政府・自治体関係者とみられる車両が次々と入っていくのをみました。会場にはヘリコプターなど17機が飛来しました。なお、第1空挺団のパラシュート降下が予定されていましたが、天候の都合で中止となりました。

 記念式典ではなく大事なことがあります。日米の司令部がともにキャンプ座間にあるのは日本を守るためではなく、海外で戦争するためです。憲法九条をもつ国として平和のイニシアチブを発揮し、税金の使い方は軍事から暮らし・福祉にまわすよう、求めていきます。

 また、この記念式典とほぼ同じ日時で、第22回の「もくせい園まつり」が開催されました。知的障がい者の通所施設である同園が、地域住民との交流を目的に毎年開催しているイベントです。健康福祉常任委員会の議員が招待を受けて、党市議団から星野議員が参加しましたが、他1名の議員が来ていただけでした。

(守谷浩一 記)





議員視察――福島県須賀川市へ

写真 5月16,17日と福島県須賀川市へ市議会議員22名、市職員4名で訪問視察に行ってきました。須賀川市は人口77,451人、面積は279.55ku、座間市17.58kuの約16倍の広さを持ち、緑豊かな「臨空都市」として成長してきました。また、座間市とは2008年に座間市の国内友好都市検討委員会が初めて視察にいって以来より交流を続けています。

 市内には多数の観光名所があり、春には今回私たちが訪れた牡丹園やつつじ園が見事な花を咲かせ、夏には大規模な花火大会、そして11月には日本三大火祭りのひとつである「松明あかし」が行われ、大勢の観光客でにぎわいます。

 しかし2011年3月11日の東日本大震災により須賀川市も被災をしました。市庁舎は大きく壊れ、今現在も仮市庁舎で業務が行われている状態です。また、市内の農業用貯水池であるアースダム藤沼湖が池本堤の決壊により約150万トンもの貯留水が氾濫し約1キロ下流の滝集落を襲い7人もの尊い命を奪い、幼児1名は震災から2年以上経つ今も行方不明になったままです。

 座間市では震災直後より様々な支援を行ってきました。救援物資や義援金、農産物の座間市内での販売なども行っています。ひまわり180万本分の種を送ったり、松明あかしで使用する「かや」を送ったりもしました。

 しかし震災で損壊されたダムはいまだ何の修復も行われていません。市の職員のはなしではダムの修復は市と県がする、ということですが多くの問題を持つ福島県ではなく、国がもっと力を入れて復旧を進めていくべきです。何のための復興税、何のための義援金なのでしょう。日本にお金が余っているとは言わないけれど、使いみちを間違えていることがあるのも明らかなことです。たとえば、憲法違反の政党助成金が今年も317億円以上にも上りました。この金額があればダムの修繕はできます。他の被災地の様々な修復もできるのではないでしょうか。

 須賀川市は今、放射線による汚染という目に見えない災害とも闘いながら、震災からの復旧・復興、さらなる発展にむけて取り組んでいる、そして訪れた私たちをあたたかく迎えてくれた素敵な場所でした。

(星野くみ子 記)