2013年8月21日発行 第164号

2013年座間市議会第3回定例会の日程


 8月29日から9月30日まで議会が行われます。ぜひ議会の傍聴にいらしてください。いずれも9時開会です。なお、本会議はインターネット中継しています。

日付 会議の内容 場所
8月22日(木) 議会招集 議会運営委員会 委員会室1
29日(木) 本会議(議案提案) 議場
30日(金) 本会議(総括質疑) 議場
9月5日(木) 本会議(一般質問) 議場
6日(金) 本会議(一般質問) 議場
9日(月) 本会議(一般質問) 議場
11日(水) 企画総務常任委員会・健康福祉常任委員会 委員会室1・2
12日(木) 教育市民常任委員会・都市環境常任委員会 委員会室1・2
17日(火) 企画総務常任委員会・健康福祉常任委員会 委員会室1・2
18日(水) 教育市民常任委員会・都市環境常任委員会 委員会室1・2
19日(木) 基地対策特別委員会・議会改革特別委員会 委員会室1・2
25日(水) 議会運営委員会 委員会室1
26日(木) 議会運営委員会 委員会室1
30日(月) 本会議(討論・採決) 議場



《よろず相談》
○日時 9月20日(金)午前10時〜12時

○場所 座間市役所 6階 日本共産党控え室

お気軽におでかけください。9月の担当は中沢邦雄議員です。





「市民に開かれた議会」をめざして
議会改革に取り組む
福島県会津若松市議会を視察


 座間市議会議会改革特別委員会(委員長中沢邦雄)は、「市民に開かれた議会」をめざして審議を重ねてきましたが、さらなる議会改革を進めるために、議会改革で優れた実績をあげ、全国的にも評価の高い福島県会津若松市議会を8月7日に訪問し視察しました。その教訓の一端を報告します。

 会津若松市議会(議員定数30人)は、H16、H17年の町村合併を契機としながら、H19年から議会改革をスタートさせています。

 改革の基本理念は「市民の負託に応える合議体たる議会づくりを目指して」であるが、これを30人の議員全員が共有しているのが特徴でした。「市民との意見交換会」は特に参考になりました。行政区を基本単位として行う意見交換会は、H20年8月からH25年5月まで10回開催され、参加人数は一回平均200人を超えています。行政分野別に行う分野別意見交換会はH20年9月からH22年2月まで4回開催されている。2つの交換会を通じて言えることは、議員全員が一丸となって取り組んでいることです。そして、特筆すべきは、意見交換会で出された住民の意見をそのままにしないで「政策形成サイクル」で政策化し、実現していることである。座間市議会として、今後議会改革を進めるに当たって視察の結果を生かしていきます。(中沢邦雄記)





座間市議会「議会報告会」を開催!

座間市議会は、市民の皆様に開かれた議会を目指し議会報告会を開催します。

○日時 11月10日(日)午後2時〜4時    

○場所 ハーモニーホール座間 2階大会議室

○テーマ 「市議会は何をするところなの?」  

座間市議会の実態について報告を行い質疑も行います。

申し込みは不要です。直接会場にお越しください。

問い合わせ先 議会事務局 252-8872





災害時の協力井戸・中学校給食の提供方式
教育市民常任委員会で視察


八千代市の水
八千代市の水
 8月5日、千葉県八千代市の災害時協力井戸の制度について視察しました。地震の発生で水道施設が被災し、生活に必要な水が得られない場合に備え、市内で井戸を所有している人を対象に、災害時協力井戸を登録しています。井戸の水質検査費用4000円弱を市が負担し、協力者のお宅にはプレートを設置しています。水質検査を3年に一回しますが、1999年の制度開始当時から協力の申し出が多くあり、現在は75本の井戸所有者の協力があるとのことでした。対象の井戸水は毎月、汲み上げて、使えるかチェックをしています。

 また、水道水は地下水と利根川水系をブレンド、井戸水100%のペットボトル水(右図)を災害備蓄用に作り、一本100円で販売しています。学校などの避難所に市独自の井戸があり、災害時協力井戸と合わせると大地震の避難想定人数にも対応できるとのことでした。今後、災害時協力井戸と合わせて、避難所の井戸設置も座間市で検討すべきと感じました。

鹿沼市の木製校舎
鹿沼市の木製校舎
 翌日の8月6日、栃木県鹿沼市の学校給食の方式について視察しました。1968年に中学校の完全給食をセンター方式で開始、2001年から中学校の給食を小学校の給食室から運ぶ親子方式も組み合わせています。調理してから2時間以内の配送という国の規制ができ、費用面や地産地消などを考え、市と議員代表と学校代表と保護者代表などで構成する検討会を設置、議論を重ねたとのことでした。鹿沼市では給食数が1000を超える大規模なものから数十の小規模なものまで様々あり、大規模な給食を配送する学校では、小学校分と中学校分を仕分ける作業を親御さんや地域の方々がボランティアで実施しています。今後、座間市の中学校給食実現に向けて、自校方式が一番望ましいのですが、今回の視察も活かし、求めていきます。(もりや浩一記)




原水禁世界大会に参加して
私たちは微力だが無力ではない


 8月7,8,9日、長崎で開催された「原水爆禁止2013世界大会」に私も初めて参加する機会を得たので、所感の一端を報告します。

 現在世界中に核兵器は2万発以上あり、その威力は地球を、人類を何度も破壊しつくすほどです。しかし私たち人類は「核」の非人道性、脅威に気づき、今、これを廃絶しようという運動に取り組んでいます。世界大会では、開会総会、各分科会、閉会総会と3日間様々な国、地域、年代の出席者が語りまた学びあいました。そこで「核兵器はもはや一国家の安全保障問題ではなく、人類存続の問題である」、「核兵器の開発を続けていくことは、もうひとつの大量破壊兵器である『貧困』を増やし続けていくことである」ということを学びました。社会保障、教育、医療等に使うべきお金を大量に兵器開発に浪費しているのです。

写真 参加者からの、反核運動は効果があるのか?との質問には南アフリカで核開発計画が運動により中止になったことが紹介され、また、署名は役に立つのか?との質問には番基文国連事務総長が演説の中で「核兵器全面禁止アピール国際署名」について言及したことや、国連本部に700万筆のその署名が常設展示されていることが話されました。

 今私たちにできることは、2015年のNPT(核不拡散防止条約)再検討会議(世界190カ国以上が加盟)に向けて声を上げ続け、伝え続けていくこと、国連に署名のタワーを積み上げてい<ことです。

 私たちは微力ですが、無力ではありません。

 あせらず、あわてず、遠く見える道のりですが核兵器の廃絶に向かって確かに歩を進めていきましょう。(星野久美子記)