2014年7月22日発行 第175号

日本にオスプレイいらない!


オスプレイは欠陥機

 オスプレイは、主翼両端のプロペラ部分の角度を変えることができ、ヘリコプターのような垂直離着陸と、固定翼機のように飛行することが可能です。
 しかし、ヘリモードから飛行モードに移行する「転換モード」のときに事故が起きやすく、オスプレイは開発段階も含めて36名も死亡させた欠陥機です。昨年8月26日にMV22オスプレイが米ネバダ州の基地外でハードランディングを行い機体が炎上する事故を起こしています。この事故の2ヶ月前の6月にも米ノースカロライナ州のジャクソンビルで着陸後、地表が燃えて胴体に引火、大破して約6300万ドルの損害を出した事故を起こしています。

地元は「容認できない」

厚木基地に降りるオスプレイ
厚木基地に降りるオスプレイ

 7月9日、神奈川県、大和市、綾瀬市に対して南関東防衛局長から「7月15日、米海兵隊MV22オスプレイが人員輸送のため、厚木基地に立ち寄り…」との連絡があり、その後、給油活動も加わると連絡がありました。厚木基地を抱える大和市長と綾瀬市長は「オスプレイの厚木基地への飛来は…容認できるものではない」とコメント。また、座間市を含む関係11市及び神奈川県は防衛大臣に対し、住民の不安が払拭されていないことを十分認識し、国の責任において、自治体や住民に対して丁寧かつ具体的な説明を行うことなどを強く要請しました。

住民の命より米軍の運用を優先させるのか

 7月14日、私は、厚木基地周辺住民の会の方々とともに、MV22オスプレイの厚木基地飛来と本土訓練を実施しないよう、防衛省に要請しました。「住民の命と暮らしを守るためオスプレイ飛来中止を米側に要請すべき」と追及しましたが、米軍の運用を優先させるかのような回答でした。

沖縄の負担軽減にならないオスプレイの本土訓練

 沖縄では重さ約10トンもの物資をつりさげる訓練などが住宅地で行われています。沖縄以外でやろうとしている訓練は沖縄の訓練とは別のものであり、沖縄の負担軽減にはつながりません。また、オスプレイは激しい吹き降ろしがあり狭い国土の日本においては災害救助などにも役立たず、兵士や軍事物資を運ぶ侵略のための輸送機です。まして、自衛隊がオスプレイ(1機約100億円)を購入するなど必要ないことです。

飛来反対の声を上げ続ける

 7月15日だけでなく18日にもオスプレイは厚木基地に飛来しました。人口密集地の中心にある厚木基地に危険なオスプレイを飛来させることは絶対に容認できません、今後も声をあげていきます。

(守谷浩一 記)





8.9市政報告会にぜひご参加を


2014年8月9日(土)午後3時より

 今回の場所は健康センター2階 健康相談室(ハーモニーホールとなり)です。6月議会の報告です。体調に気をつけてお誘い合わせてご参加ください。

(中澤邦雄 記)





インターネットで議会の様子をご覧ください


○2009年第3回定例会からさかのぼって本会議の動画を見られます。
http://113.42.218.61/ZamaAssembly/

○本会議の会議録や2013年第2回定例会以降の委員会記録も見られます。
http://www.kensakusystem.jp/zama/sapphire.html

○定例会後に発行される市議会だよりもご覧ください。
http://www.city.zama.kanagawa.jp/www/genre/0000000000000/1000000000313/index.html





<<よろず相談>>
○日 時 8月21日(木) 午前10時〜12時
○場 所 座間市役所6階 日本共産党控え室
お気軽にお出かけください。8月の担当は守谷浩一議員です。




郷土資料館の建設具体化を!


 郷土資料館の建設は座間市総合計画基本構想で掲げられ、平成25年度から28年度における実施計画、戦略プロジェクトでは重点施策として文化遺産の保存を図るため郷土資料館の建設を進めるとはっきりうたっています。
 しかし、郷土資料館の整備建設は、これまで総合計画にうたわれ続けながら約39年間放置されてきただけに、その必要性を訴え、建設に向けての方向性を具体化するよう6月議会の一般質問で取り上げ、市長、教育長の見解を求めました。

座間市民の貴重な文化財を孫子の代に

 市の文化財は、公民館の2階展示室に149点、相模が丘小、東原小、ひばりヶ丘小の3校に323点所蔵され、授業に一部が使われているが、大半の992点はクリーンセンター内の倉庫に押し込められている。海老名市は温故館、大和市はつる舞の里歴史資料館を各々整備し、郷土資料館として利用しています。郷土資料館の必要性は、市民から「自分の持っている歴史的、文化的な財物を寄贈したいと思っているが、市にはそのような施設がないので是非つくって欲しい。」と最近強い要請を受けたことです。
 また、昨年3月15才米国少年の放火によって、栗原中央の曽根元教育長宅に伝わっていた戦国時代、愛川の三増峠での合戦で使われた甲冑が焼失していまい、栗原村誕生を内実していた重要な証拠であっただけに大変残念に思ったことです。さらに、座間市民の多くは市外からの転入者です。その人達が座間市に移り住んで良かったと誇りに思い、孫子の代まで座間の歴史を語り伝えていくために郷土資料館は必要です。

市長「郷土資料館に強い思い」

  市長:歴史的な遺産、文化財の保護、後世への伝達のために郷土資料館に強い思いをもっています。市の財政上、また、公共的な建築物検討を加え適宜的確に対応していきます。
 教育長:博物館の専門家や識者5名による資料館整備事業検討委員会を設け、座間市にふさわしい身の丈にあった施設の整備について、多面的な検討を行っていきます。

(中澤邦雄 記)





地域の活性化に貢献する施設


  私が所属する健康福祉常任委員会は、北海道網走市、釧路市、そして釧路町へ7月8・9・10日行政視察に行きました。初日の網走市では、「網走スポーツ・トレーニングフィールド」を視察しました。これは38.7ha(東京ドーム約9個分)という土地に、ラグビー場、サッカー場、テニスコート、アーチェリー、冬季練習施設でもあるオホーツクドーム、ゲートボール、ローラースケート、おもしろ自転車コースなどの他、バーベキューコーナーなども備えた施設です。屋外施設は冬季には降雪で利用ができません。そのため5月連休過ぎから10月中旬が屋外施設利用期間になります。
 網走市ではこの施設を利用しての合宿誘致および受け入れのための実行委員会を立ち上げ、「網走市スポーツ合宿事業」を行っています。この施設を利用してラグビー、陸上、サッカーなどの国際大会の代表選手が合宿を行う際に、(1)航空券・宿泊・レンタカーの斡旋、仲介(2)トレーニング施設のスケジュール調整(3)空港⇔ホテル送迎の手配および経費負担(4)ホテル⇔練習会場送迎の手配および経費負担(5)練習会場使用料の免除(6)地場産品の差し入れなどを行い、地域経済の活性化に努めています。
 施設使用料と管理運営費で収支のバランスは悪いけれど、合宿誘致に市外、または国外からの利用があり、経済効果は宿泊、利用交通機関等で5億4千万円に上るということです。
 網走市の面積は471k平方メートルで、座間市17.58 k平方メートルの約26.8倍あります。座間市の中にこれほどの広さを持つスポーツ施設を作ることはもちろん不可能ですが、自治体が持っているものを大きく用いて地域経済に力を注ぎ、活性化につなげていくという網走市の姿勢は学ぶべきものがあると感じました。

 2日目は釧路市、3日目は釧路町を視察しました。また別の機会に報告させていただきます。

(星野久美子 記)