2017年6月21日発行 第208号 |
2017年座間市議会 第2回定例会 |
2017年座間市議会第2回定例会(6月議会)が6月2日から6月26日まで開催されました。提案され審議した議案は、専決処分の承認、17年度補正予算、報告案件など9議案でした。党市議団は、提案された議案に対する総括質疑と討論は星野久美子議員、市政全般に対する一般質問は守谷浩一議員と、中沢邦雄議員が行い、市民要求の実現に努めました。 |
米軍「川上弾薬庫」から「キャンプ座間」への弾薬輸送問題について |
川上弾薬庫からキャンプ座間への輸送の概略は、川上弾薬庫から民間業者のトラックで搬出し、広島貨物ターミナル駅で鉄道輸送に積み替え、横浜羽沢駅まで輸送し、そこから民間業者のトラックでキャンプ座間に搬入されているものです。実績は5トントラックで12回約60トンの弾薬が2015年、16年と輸送されています。川上弾薬庫のある東広島市には、年度4300万円の交付金が配分されています。しかし、座間市には一切の情報が無く、約60トンの弾薬がいつ搬入され、どこに保管され、どのように利用されているのか明らかにされていません。市民の不安を解消し、安全安心の町づくりを進めていくためにも、弾薬輸送の情報を米軍と政府に求めていくことは、市長の重要な責務だと一般質問で質しました。 (中沢邦雄 記) |
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委員会審査報告〜市民に思いを寄せて |
平成29年座間市第2回定例会が行われ、私が所属する「予算決算常任委員会・民生教育分科会」と「民生教育常任委員会」6月15日に行われました。今回市から提出された議案は補正予算2議案と一件の請願、そして2本の陳情です。 ◎補正予算について 一般会計の補正予算は「災害弔慰金等支給事業費」の16万円の増額です。これは、当初予算で組んであった16万円が、多発した市内での火災による被災者への見舞金支給で使用され、新たな予算が必要になったためです。災害弔慰金の金額は、 ◎請願・陳情 民生教育常任委員会に付託された請願は、「義務教育に係る国による財源確保と、35人以下学級の着実な実施・進行を図り、教育の機会均等と水準の維持・向上並びに行き届いた教育の保障に関する請願」です。これは義務教育費国庫負担制度の存続・拡充や、教職員の定数改善等を求めたもので、賛成多数(賛成6共産・公明・大志・明進・無会、反対1自民)で採択されました。 |
〜過労死・過労自殺のない社会に〜 |
本年6月13日、市作成の労働ガイドの活用と今後の発展について一般質問を行いました。働く人の権利を知らずに大変な生活をされている方がいるなか、これまで働く人の権利を紹介する労働ガイドの活用を求めてきました。2010年1月の成人式で初めて、神奈川県若者労働ガイドが置かれ、ほしい人が労働ガイドを持っていけるようになりました。その後、座間市独自の労働ガイドが作成され、今年はリニューアルもされました。 ○中学・高校や成人式での活用を 労働ガイドの成人式での活用部数をきくと、50部ほど新成人に渡ったとのことでした。そこで、成人式会場で配られる式次第と一緒に手渡すか、あるいは成人式の開催通知と郵送する提案をしましたが、当局は検討しないという答弁でした。 ○過労死・過労自殺のない社会にするために 日本の労働時間が、ドイツやフランスと比べて約500時間も多くなっていて、過労死や過労自殺がなくならないのは、労働時間の上限規制や、仕事終業から始業まで11時間あけるインターバル規制などEU(欧州連合)で存在するルールが日本に存在しないからと考えます。市長に、労働ガイドの評価を伺うとともに、過労死や過労自殺のない社会にするために必要な施策を質問したところ、「労働ガイドはわかりやすくまとまっている。必要な施策は、残業時間の上限規制やインターバル規制、メンタルヘルス対策」との答弁でした。 |