2020年10月21日発行 第246号


公約実現に向け全力

 9月20日投開票で行われた市議会議員選挙において、日本共産党座間市議団は現職の守谷浩一(1583票・4期目)、星野久美子(1609票・3期目)の2議席を守ることが出来ました。しかし残念ながら12期48年座間市議を務めた中澤邦雄議員の後継である村越透候補は1304票を獲得したものの、次点という結果になりました。
 議席は3から2になりましたが、市民のいのちと暮らしを守るため、そして
 公約実現のために全力を尽くしていきます。

◎PCR検査拡充の申し入れ

 選挙が終わった直後の9月29日、中澤・守谷・星野の党市議団は座間市に対して「PCR検査拡充の申し入れ」を行いました。内容は@医師会と市が(綾瀬市も含め)早急に協議することA発熱外来などの医師会の提案について、地方創生臨時交付金の活用計画に含めること。B感染震源地(エピセンター)を明確にし、該当地域の事業所や従業員、住民等のPCR等検査を集中的に実施し、感染拡大を防ぐこと。C集団感染を防ぐために、医療機関、介護施設、障がい者施設、保育園、幼稚園、学校等に勤務する職員と、出入り業者などへの定期的なPCR等検査を行うこと。D市内の感染状況について米軍キャンプ座間も含めて正確な情報、感染経路なども必要に応じて、日々わかりやすく発信することEこれらが行えるように医療機関への財政支援を政府に求めるとともに、自治体から医師会や医療機関への支援を拡充すること。申し入れは今回で6回目になりました。今後も市民のみなさんの声を市政へつなげるパイプ役としてがんばる決意です。

【星野久美子 記】

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市長の給与月額20%削減〜政治姿勢を評価

 10月16日(金)は改選後初の座間市議会第1回臨時会で、長い一日でした。
 座間市議会の今期四年間の座席指定も決まりました。当初、会派に所属しない議員が4人いるのに左側3人と右側1人にさせる座席案でしたので、日本共産党市議団が話がまとまるように対応をして、1列目に共産党と会派に所属しない議員となりました。私はずっと3列目の議席でしたが4期目にして初めて3列目以外(特に意味はないですが)となりました。
 この日まず、議長選挙や副議長選挙などがあり、その後、市長給与月額20%削減と「財産の取得」(避難所用間仕切り等/ポータブル蓄電池等/タブレット等)の議案についての質疑に。事前のくじ引きで日本共産党は質疑1番目となり、私は「財産の取得」の効果や特徴や入札の経過について質疑しました。避難所用間仕切りテント型の3100個と一緒に購入するソーラーランタン3500個の割当先を質疑したところ、「避難所の通路を照らす明りとして利用」とのことでした。また児童生徒用タブレットは県の共同調達でしたので県の入札経過を質疑したら「1者(有隣堂)だけの応札で入札した」とのことでした。

イラスト また、佐藤みと市長の給与を月額20%削減する議案について他議員が質疑。佐藤市長は丁寧に答弁していて「市民生活も大変きびしく、市長給与を削減することで市民に寄り添う政治姿勢をお示ししたい」という部分が印象的でした。日本共産党は市民に寄り添う市長の政治姿勢を評価する賛成討論をしました。しかし、採決結果はなんと市長給与削減議案が否決でした。賛成は星野、守谷、沖永、安海、長瀬、須崎の6人で、反対は沖本、川崎、京免、荻原、竹田、高波、熊切、内藤、清水の9人、退席は上沢、安田、加藤、伊藤、松橋、美濃口の6人でした。吉田議長は採決に加わらず、反対多数で否決となりました。
 地方議会議員は、地方公務員法上特別職の「公務員」として位置付けられます。「公務員」は、憲法第15条第2項で「全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない」とあります。また「公務員」は、国家公務員法第96条と、地方公務員法第30条に規定されて、特定の国民に奉仕するのではなく、公共の利益の増進に尽くさなければならないという、公職のあり方が示されています。「公務員」である前述の議員の各態度はどうなのでしょうか。
 私は、日本国憲法をしっかり守って暮らしに生かし、命と暮らしを守り、平和な座間を求めていきます。

【守谷浩一 記】



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