2021年2月24日発行 第250号


定例会が始まりました

 2021年第一回定例会が始まっています。
 2月19日の開会日には、30件の議案が当局から提出されました。そのなかの5件は即決議案で、内3件は専決処分の承認を求める議案でした。
 専決処分とは、本来、議会の議決・決定を経なければならない事柄について、地方公共団体の長が地方自治法(昭和22年法律第67号)の規定に基づいて、議会の議決・決定の前に自ら処理することをいいます。法179条1項の「3・普通地方公共団体の長において議会の議決すべき事件について特に緊急を要するため議会を招集する時間的余裕がないことが明らかであると認めるとき」の規定で今回の定例会に提出されました。議案の1号と2号は新型コロナウイルスワクチン接種に係るもので、各会派、また会派に属さない議員からも質疑がされました。私(星野)を含め5名の質疑者全員がワクチン接種についての質疑をおこい、様々なことがわかりました。




新型コロナウイルスワクチン接種について

 まず初めに、ワクチン接種は任意であること。希望する方もしない方も誰にも強制されるものではありません。今までになかったワクチンですから、不安も当然です。座間市では、有効性や安全性に関しては政府から示されるものを随時ホームページに掲載していくとのことです。また、「よくある質問」への回答ページもあります。
イラスト 接種の順番については、@医療関係者(含消防)A65歳以上の高齢者B基礎疾患のある方C介護従事者Dその他一般の方(16歳以上)、現在はこのように示されています。Aの65歳以上の方には3月下旬以降に通知が送付される予定ですが、変更になる可能性もあります。私が接種開始時期を質したことへの答弁は「4月ごろ」ということでしたが、ワクチンと注射器の確保については、国からの情報が全く無い状況であるということでした。また、今回の補正予算には座間市民13万余全員の2回分の接種費用が計上されています。しかし、今回使用されるワクチンは米国ファイザー社製で、16歳未満の治験が十分ではなく安全性が確保できないので、今回の接種は16歳以上の方となります。16歳未満への接種については、他のワクチンが入り次第検討されるとのことです。
 副反応に関してはしっかりとした対応が取られるということでしたが、不安な方はかかりつけの医師や、コールセンターなどに相談をしてください。
 接種場所は@スカイアリーナ座間Aサニープレイス座間Bイオンモール3階イオンホールを予定しています。また、個別接種も順次行われます。
 わからないことなどがありましたら、ご連絡ください。どうかみなさん、お身体に気を付けていただいて、ご一緒に花の季節を迎えましょう。【星野久美子 記】




ごみ排出量の削減、資源化&減量化を

写真 座間市は綾瀬市と海老名市と3市でごみ処理について高座清掃施設組合をつくり、運営しています。高座清掃施設組合では焼却炉を2019年に新しくしました。1日の処理量を245トンと計画しましたが、現在の処理量は残念ながらこれを上回っています。この点で先日2月17日、高座清掃施設組合議会議員の15人全員が集まり、ごみ処理量の計画値と実績値の乖離について話し合いました。私は座間市のごみ削減の取り組みや工夫を発言しました。(※画像は高座清掃施設組合のHPより。)

*座間市は10年間で家庭系ごみを2000トン削減
 座間市の一般廃棄物処理計画では、人口減少を想定しましたが実際は人口増だったので、計画値より実績値が上回っています。一方、座間市において、2010年度には2.2万トンであった家庭系ごみの排出量が、2019年度には約2000トン減って、2万トン余りとなりました。
 この背景としてごみの資源化と減量化を着実にすすめてきたことが挙げられます。たとえば、担当職員がイベントなどで積極的に資源化や分別をアピールしてきたことや、生ごみ処理機の普及などがあります。さらに担当職員が早朝にごみ集積所をパトロールしてきたことが、ごみ排出についての市民の意識改革につながっていったと思います。
 また、廃食用油の回収や、剪定枝の資源化などをすすめてきたことも家庭系ごみの削減につながっていると考えます。

*住民一人あたりのごみ排出量が県内で最も少ない座間市
 この間、相模原市内の民間処理場で処理できていた座間市の事業系ごみの一部が相模原市の指導により処理できなくなり、高座清掃施設組合へ搬入することになった経過があります。大規模小売店の進出もあり、事業系ごみ排出量は2010年度と比べて増えていますが、座間市職員による事業者への排出指導により削減傾向です。
 そして、座間市では、事業系ごみも合わせた住民一人当たりのごみ排出量が神奈川県内で最も少なく、1日725gとなっています。2位は松田町、3位は寒川町で、海老名市は791gで5位、綾瀬市は796gで7位となっています。
 ごみ排出量の削減のため、さらなる資源化と減量化にむけて取り組んでいきたいと思います。【守谷浩一 記】


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