2021年11月24日発行 第259号


コロナ禍における中小企業等に対する支援を

 2021年座間市議会第3回定例会の一般質問で、コロナ禍における中小企業や個人事業主に対する支援について取り上げました。

◆新型コロナ対策の交付金(事業者支援分)は座間市に6700万円
 国は、新型コロナ対策の交付金の「事業者支援分」として、市町村全体で1000億円の交付を決定しました。そこで座間市への交付額と活用方法を質問しました。企画財政部長から「座間市への交付金限度額は6700万円余で、その活用については検討中」との答弁でした。つまり、新たな財源があるわけです。

◆国の支援金の対象にならない事業者への支援について
 国は、売上が50%以上減少した事業者へ支援金を支給していますが、国の支援金の対象にならない事業者も苦しんでいます。厚木市では、15%以上の売上減少を対象として上限20万円を支援しています。国からの交付金を活用して、厚木市のように国の支援金の対象にならない事業者への支援を求めました。また、逗子市では、感染防止対策で飛沫防止や非接触の設備などに補助していることを紹介して、同様の支援を求めました。
 市長から「これまで感染症対策に取り組む補助事業を手厚くしたり、信用保証料一部補助の増額補正を行いました。他市において有用な支援事業を実施している状況は把握しています。本市として実施し得る支援策を財源も含めて模索してまいりたい」との答弁でした。




感染症対策を目的とする設備などに補助金

 私の一般質問の後に、第3回定例会の追加議案で「新型コロナウイルス感染症対応設備導入等補助金」の補正予算が提案されました。感染防止対策を目的とする設備などを市内事業者に発注することを条件に、市内中小企業者に対して1件あたり上限200万円、20件分で4000万円という内容でした。財源は国からの交付金6700万円を当て込んだものです。
 *遮蔽物
 *空調換気設備
 *非接触型設備
 *3密回避の環境整備
 *店舗内個室化
 *WEB会議などに係るソフトウエア等の購入・構築(初期導入経費のみ)
 *感染症対応設備
が対象です。同補正予算は全会一致で可決されました。今後、該当する工事や設備があれば、申請してみてください。
 今後も、中小企業等への支援を求めていきます。【守谷浩一 記】




公共施設は市民の財産

 市議団ニュース第257号でお伝えしていますが、来年4月開園予定のスカイグリーンパークと市民体育館の駐車場有料化が多くの市民の反対の声を聴かず進んでいます。

反対署名第一弾を提出
 2021年11月5日、平和で住みよい民主座間市政をつくる会が「公共施設付帯駐車場の有料化の中止を求める陳情」を1352筆の署名とともに佐藤市長に提出しました。市長が有料化を撤回する考えはありそうもないとの報告を受けています。しかし、まだまだ署名は始まったばかりです。

地区別懇談会でも声があがった
 座間市第5次総合計画に係る地区別懇談会が市内5会場とオンラインで開催されました。いくつかの会場で「駐車場有料化中止を求める」声が上がっていました。しかし、市長からは有料化撤回の答えはありませんでした。

市民の財産である公共施設は市民のためにあるべき
 今回の駐車場有料化問題は、公共施設の管理運営を民間業者に任せて、年間180万円で貸し出すというものです。駐車料金は業者の収入となり座間市には入りません。そのために公園や体育館を利用する市民から駐車料金を徴収することは、負担増そのものです。市民の財産である公共施設は市民のためにあるべきで、民間業者の儲けのために市民の負担を増やすことがあってはならないと考えます。これからも有料化反対の声をご一緒にあげていきましょう。




おにぎり一個分のゴミ減量を

《座間市のごみ・資源物の排出量は、平成12年度を基準に30パーセント削減を目標にしてきました。
 高座清掃施設組合に搬入する計画のうち、家庭系可燃ごみは、目標19,526トンに対して1,482トン超過しています。また、現計画の想定量16,150トンに対しては、4,858トン超過しています。
 この超過分を、令和2年(2020)10月1日の人口で割り返すと、一人1日当たり約102グラム、おにぎり1個分のごみ減量が求められています。
 日常生活の支えとなっている私たちの清掃工場を守るだけでなく、台風や大雨などの自然災害に備えるためにも、更なるごみの減量にご協力お願いします。》座間市ホームページより
 
 現在座間市では、市民のみなさんの徹底した分別を行う努力によって大幅な排出量増加は抑えられています。そして、それを更に進めるために、日々のおにぎり一個分のごみ減量が求められています。
 座間・海老名・綾瀬各市から、ごみを処理する高座清掃施設組合に支払われる分担金は、ごみの排出量によって計算されます。ごみの減量を進めることは、フードロスの抑制にもつながります。
地球にやさしい社会のためのごみ減量、私も始めました。ご一緒にいかがでしょうか。
【星野久美子 記】



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