下記の日程で定例会が開催されます。会議の場所が変更される可能性があります。傍聴を希望される方は、当日マスク着用の上、市役所6階の議会事務局へお越しいただき、ご確認ください。
みなさんご存じでしょうか、日本共産党は2020年に改定した綱領(政党の方針・主義主張などを示したもの)の中でジェンダー平等に関して言及しています。第4章・民主主義革命と民主連合政府、13節「現在、日本社会が必要とする民主的改革の主要な内容」の〔憲法と民主主義の分野で〕の(6)に【ジェンダー平等社会をつくる。男女の平等、同権をあらゆる分野で擁護し、保障する。女性の独立した人格を尊重し、女性の社会的、法的な地位を高める。女性の社会的進出・貢献を妨げている障害を取り除く。性的指向と性自認を理由とする差別をなくす。】と記しています。
◎ジェンダーってどういう意味?
今でこそよく耳にするようになった「ジェンダー」という言葉ですが、どんな意味なのでしょうか。ジェンダーとは、社会が人々に対して押し付ける「女らしさ、男らしさ」「女性(男性)はこうあるべき」などの行動規範や役割分担などを指し、一般には「社会的・文化的に作られた性差」と定義されていますが、それは決して自然にできたものではなく、人々の意識だけの問題でもありません。時々の支配階級が、人民を支配・抑圧するために、政治的に作り、歴史的に押し付けてきたものに他なりません。
◎理想と現実
では日本共産党はどのような社会を目指しているのでしょうか。
それは、あらゆる分野で真の「男女平等」を求めるとともに、男性も、女性も、多様な性を持つ人々も、差別なく、平等に、尊厳を持ち、その人らしく生きることのできる社会だと考えます。現在の社会はいわゆる「男社会」であり、女性の生涯賃金は男性より一億円低いといわれ、家事育児介護などは「女の仕事」とされ続けています。選択的夫婦別姓制度は前へ進んでいません。女性への性暴力やハラスメントの根っこには女性の社会的地位の低さがあり、それは政治が本気で取り組む課題です。
◎自分らしく生きられる社会を
大切なことは「女らしく、男らしく」ではなく、「私らしく、あなたらしく」生きられる社会をつくることではないでしょうか。2021年の総選挙で日本共産党はジェンダー平等を重点政策の一つに掲げてたたかいました。その後、岸田文雄首相は5月20日の「新しい資本主義実現会議」で、男女賃金格差の開示を企業に義務付ける方針を決めました。主要国で最悪水準にある日本の男女賃金格差の是正にむけた大きな一歩です。長年の運動と日本共産党議員団の論戦が事態を前に動かしました。そして、この7月に行われる参議院選挙でも日本共産党はジェンダー 平等の社会をもっと前に進めるために、神奈川ではあさか由香を先頭に全力で頑張ります。誰もが「自分らしく」生きられる社会をご一緒に作っていきましょう!【星野久美子 記】 |