2023年8月28日発行 第281号


住民の声は届いているか〜基地関係の申し入れ

 7月24日、座間市議会基地政策特別委員会は「基地に関する要望」を南関東防衛局に提出、懇談を行いました。党市議団では星野が委員となっており、当日要請行動に参加しました。
 要望書は[キャンプ座間について]8項目(17小項目)、[厚木基地について]8項目(2小項目)、[防衛施設周辺の生活環境の整備等に関する法律の運用について]2項目でした。この要望書は毎年、市議会の各会派が意見を持ち寄り、何度も協議会を重ねて作成されるものです。その内容の一部を報告します。回答は南関東防衛局からのものです。

●キャンプ座間について
要望・「キャンプ座間に関する協議会」の基地恒久化解消と負担軽減の趣旨に鑑み、引き続き市民の負担軽減を図ること。更なる基地の整理・縮小・返還に向けた交渉を行うこと。
回答・2017年「覚書」第1条において「南関東防衛局は、キャンプ座間の整理、縮小、返還及び負担軽減策等の推進について最大限の努力をする。」と定められており、条文に従って適切に対応してまいりたい。
要望・キャンプ座間が起因と懸念されるPFOS等について日本側の規制基準を適切に反映す
ること。
回答・日本国内において、PFOS等はこれまでも様々な用途に使用されてきたと承知してお
り、現時点で米軍とPFOS等の検出との因果関係について確たることを申し上げることは困難である。在日米軍は「日本環境管理基準(JEGS)」に従い、有害物質の管理を適切に行ってきたものと承知している。
要望・厚木基地における環境に影響を及ぼす事故については、速やかに国として公表するとともに情報提供すること、また、その後の対応状況についても適時、適切に情報提供を行うこと。
回答・米側からは、2022年11月に、厚木海軍飛行場において、PFOS等を含有する泡
消火薬剤の交換作業を完了した旨、説明を受けている。当局としては、PFOS等をめぐる問題に対し、政府全体として取り組んでいる中で、在日米軍施設・区域から、PFOS等が流出するという事案は、あってはならないことだと受け止めている。引き続き、米側に対し施設の安全管理及び再発防止の徹底を求めるとともに、関係省庁及び米側と緊密に連携し、適切に対応してまいりたい。

●市民の声を聴き、届け、実現させるのが議員の仕事
 今回初めてPFAS関係の要望を提出しました。米軍に物が言えない政治の姿勢が伺われます。毎年行われる基地関係の要望書です。粘り強く、あきらめず、市民のみなさんの声を届ける役割を務めていきます。【星野久美子 記】




厚木基地にPFAS流出問題で抗議!

 7月31日(月)、発がん性物質のPFASを流出させた問題で厚木基地に抗議申し入れを行いました。はたの君枝前衆議院議員と日本共産党地方議員団等が一緒に行いました。星野久美子議員が要請内容を英訳し米軍当直士官に伝えました。また、8月20日は第三日曜平和行動に参加し、大軍拡大増税ストップなどを求めて大和駅周辺をデモ行進しました。この行進は毎月第三日曜に行われていて、今回は512回目でした。今後も平和な暮らしを求めて声をあげていきます。【守谷浩一 記】




2023年座間市議会第3回定例会

 議場で傍聴される場合は、引き続き感染拡大防止にご協力をお願いします。たくさんの皆さんの傍聴をお願いいたします。



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