第36号 2001年9月21日発行 |
米国での多発テロを糾弾する決議案を提案 |
アメリカで起きた同時多発テロ事件は世界の人々に衝撃を与えました。共産党座間市議団では緊急な問題と、とらえ決議案を提案しています。25日の最終本会議で決議されるよう調整中ですがその全文を紹介します。 |
米国での野蛮で卑劣な同時多発テロを強く糾弾する決議(案) |
9月11日アメリカでハイジャックされた複数の民間航空機がニューヨークの世界貿易センタービル、ワシントン郊外の国防総省などに突入し、多数の人々を殺傷した事件は史上例を見ない野蛮な大規模テロである。 人命を無差別に奪うテロはいかなる理由や背景があろうとも絶対に許されない卑怯な犯罪行為である。 本議会は今回のテロ事件を国際主義と人道の名において強い怒りを込めて糾弾する。 テロの犠牲になった多数の人々とその家族のみなさんに心から哀悼の意を表するとともに、多くの負傷者と救命・救助活動に携わっている関係者のみなさんに心からお見舞い申し上げるものである。 よって、本議会は、事件の真相の解明とともに、テロの根絶と世界平和を目指し、法と理性に基づいて問題の解決が図られることを強く求めるものである。 以上決議する。 |
介護保険1年半 保険料滞納増え、在宅サービス利用減 |
☆☆ 老人ホームの待機者ふえつづける! ☆☆ |
介護保険制度が始まって1年半がたち10月から保険料全額徴収(65歳以上)も始まります。真に介護を必要とする低所得者の高齢者が利用料の重さから十分なサービスが受けられない事態が全国で起こっています。座間市の場合はどうなのか見てみましょう〈保険料について〜〜滞納者には罰則〉65歳以上で年金が月1万5千円以下の人は天引きされないで自ら収める人(普通徴収)は2,558人いますが、そのうち8月までの滞納者は148人(5%)です。また今年3月末の滞納件数は334件(10.42%)です。介護保険は保険料を1年以上滞納した場合には、給付制限などの罰則があります。そこで座間市は生活保護基準以下の人には独自の減免制度を適用するとしています。 在宅サービスは、利用料が1割負担ということもあって平均63%(平成12年度)の利用に止まっています。 県は60.6%(平成12年度)です。 〈老人ホームの待機者は148人〉 老人ホームの待機者が全国的に増え続けています。座間市の場合、昨年4月が30人程度であったのが今年の7月で148人と増え続けています。 党議員の質問に市長は、100床の増設を平成15年位までに、民間施設にお願いして取り組んでいるとしていますが、それ以降の見通しはたっていません。 |
市原水協、来年結成45周年…記念事業を予定 |
「核兵器廃絶平和都市」宣言も20周年 |
来年は座間市原水爆禁止協議会(会長星野市長)は、1957年4月1日に結成され45周年と同時に座間市が「核兵器廃絶平和都市」宣言を1982年7月19日に行って20周年と言う節目の年です。そこで市原水協は6月29日の役員会で実行委員会を作って記念事業を行うとしています。 市原水協の歴史は、1995年8月広島で開かれた、第1回原水爆禁止世界大会に当時の鹿野町長が出席したのを契機として結成され、以後分裂・解散する事なく被爆者援護を中心に核兵器廃絶を目指し活動を続けてきています。 したがって来年の記念事業はこの歴史的伝統をふまえ、市民的にも意義あるものにすることが大切だと党議員団は提唱しています。 特に、若い世代に運動を引き継いでもらうために広島や長崎の被爆者の方ら被爆体験を聞く機会をもつことだと訴えています。 |
座間市雑居ビル特別査察 全てが消防法違反減 |
44人の死者を出した新宿歌舞伎町の雑居ビル火災を受け、座間市消防署(香取消防長)は、市内の雑居ビル5棟の特別査察を9月4日から11日までに実施しました。その結果が9月12日の市議会総務常任委員会で、中沢議員の要請によって公表されました。 それによると避難誘導灯の不備、消火器の未設置、防火責任者の未選任など査察した5棟、全てに消防法違反が見つかり、文書で違反内容の改善を求めたとしています。これに対して中沢議員は抜き打ち査察など、日頃から厳格な対応も必要だと強調しました。 査察対象の雑居ビルは3階以上、1000u以下で、風俗店、遊技場、飲食店など複数テナントが入っている。ちなみに相模が丘に3棟、相武台に1棟、入谷1棟です。 |
〈日本共産党座間市議団のホームページに質問寄せられる。〉 |
座間市議団でホームページを開設していますが、「掲示板」にキャンプ座間についての質問が寄せられています。その質問には掲示板でお答えしようと考えていますが、今回、9月議会は水道決算の議会でもありましたので、キャンプ座間の水道についてお知らせ致します。 これからもホームページをご覧いただければと思います。 |
米軍水道施設用地 |
跡地利用を定め1日も早い返還を!! 米軍キャンプ座間は今年の4月から県水を使っていますが、いまだに水道施設用地は、米軍管理下にあります。米軍水道施設の座間市への返還は、1971年依頼の市民の悲願でした。従って、まず跡地利用計画を定め、米軍と政府に、1日でも早い返還を求め、交渉すべきだと9月議会で党は市長に求めました。 市長は「米軍施設は水道施設として利用することは老朽化していて難しい。民有地もあるので、地権者の意向を詰めながら市の考え方をまとめ、米軍や政府と交渉して行きたい」としています。 |
給食用の牛乳に大腸菌?? | |
朝日新聞9月12日の記事に『給食用牛乳から大腸菌』の記事に柏木議員は、保育園・学校に使わている牛乳について、保育園担当の栄養士と教育委員会に問い合わせを行いました。 記事によれば厚木市にある、神奈川中酪牛乳工場で9日に製造した学校給食用パック牛乳から大腸菌が見つかっていたことがわかり、10日から出荷を停止して原因を調べているということでした。 座間市の保育園給食も学校給食も同社から配送されています。 柏木議員の調べにれば、10日(月)は配送されず、学校給食に牛乳は出ず、保育園ではそれ以前に入荷した牛乳で賄われました。 11日からは神奈川中酪が責任を持ち、他のメーカーなどから取り寄せ学校・保育園ともに給食に供給されています。同社の工場長菊地氏の話によれば「既に厚木保健所に自主的に検査を受けた。回収した牛乳からも菌は出ていない」との事。最終検査の結果が出るのが21日なのでそれ以降、県と関係機関が協議し10月に入ってから供給再開の模様。 こどもの健康に重大な関係をもつためこれからも十分検査を行い安全を確保するよう共産党として申し入れました。 |