11月16日｢座間市連絡協議会｣で採択した決議書全文

決議書

　昨年、米大統領は世界的規模での米軍再編への考えを表明した。それ以来、米陸軍第一軍団司令部等がキャンプ座間へ移転されるとの報道が頻繁になされ、市民の不安は募るばかりである。
　このことについて、当市は相模原市と共に、国に対し、的確な情報を求め、基地強化は反対である旨、重ねて要請してきた。また、市議会としても本移転に反対を表明する決議書を国に提出したところである。
　その後も、何らの情報も伝えられず、更には11月4日付け、神奈川県知事より外務大臣に宛てられた米軍再編に関する地元への情報提供等についての照会に対する回答でも、関係自治体等への説明責任を果し、適切な時期において然るべき説明をさせていただきたいと示されている。
　このことは、すでに米国と日本政府間で協議が進められ、移転への既成事実化と考えられ、到底容認することはできない。
　また、国として地元自治体等に対し、説明責任を果たすといえども、適切な時期を逸することに強い懸念を持つものである。
　米陸軍第一軍団司令部等のキャンプ座間への移転は基地機能の強化・恒久化につながり、当市が求めている基地返還に全く逆行することとなる。
　よって、市・議会・自連協が市民と一体となって、米陸軍第一軍団司令部等のキャンプ座間への移転に反対することをここに決議する。
　平成16年11月16日

キャンプ座間米陸軍第一軍団司令部等移転に
伴う基地強化に反対する座間市連絡協議会