2008年11月22日発行 第110号
―議会構成決まる―
副議長に柏木議員
中沢議員総務・守谷議員建設水道、各常任委員に
中沢邦雄議員（団長）：総務常任委員、議会運営委員、広域大和斎場組合議会議員、都市計画審議会委員。
柏木育子議員：副議長、教育福祉常任委員、基地対策特別委員、国保運営協議会委員。
守谷浩一議員：建設水道常任委員、議会だより編集委員、相模原二ツ塚線水窪座間線建設促進協議会委員。
|
会派別一覧表（○は代表者）
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
| ※会派結成届提出順に掲載 |
―2007年度座間市一般会計決算―
定率減税廃止など
市民の負担増で市税最高額
座間市議会は11月7〜8日臨時議会を開き07年度決算を審議しました。
07年度一般会計の市税総額183億7千万円（対前年度比6．1％の伸び）は市政史上決算数値として最高になっています。この額を市民一人当たりにならすと14万5千7百円になります。しかし、この数字は横浜、川崎の政令市を除く県下17市の中では16番目と低い数値です。
個人市民税20％の伸び
市税の中で約45％を占める個人市民税の総額82億5千167万円（対前年度比19．7％の伸び）は、94（H6）年以来11年間で最高額、歴代では3番目の高い額です。
特に、滞納繰越分を除く現年課税分は81億3千124万3千円で前年度に比べて20％の伸びとなっています。この額を市民一人当たりにならすと6万4千5百円で県下17市中10番目の納税額になります。
市民一人当たりの総所得額は減
市民税の納税の基である市民一人当たりの総所得金額は06年度が342万9千292円、07年度が341万8千538円と07年度は06年度に比べて1万754円（0．3％）減額になっています。市民の総所得金額は減っているのになぜ個人市民税は前年に比べ20％も伸び、市税最高額の要因になっているのか、それは小泉内閣以来の「構造改革」と称する住民の負担増があります。
定率減税の廃止の負担増3億6千万円
具体的には、所得税から住民税への税源移譲や税率の一律化による負担増が座間市の場合10億3千638万円、定率減税の廃止による負担増が3億6千128万円、合計13億9千767万円の負担増が個人市民税の増税分です。一人当たりの所得金額は減少しているが、定率減税の廃止などの所得控除のマイナスがそれを上まわっていることで所得の課税標準額が増えているために増税になっているのです。
“キャンプ座間”―基地強化の中止
国・米軍に情報求めよ
座間市に市民団体が要請
キャンプ座間周辺市民連絡会、神奈川県平和委員会は10月29日、座間市に、米軍再編に伴う基地機能強化の中止と、国や米軍に情報提供を求める要請を行いました。
党座間市議員団（中沢、柏木、守谷の各議員）と近藤ちあき（衆院神奈川13区予定候補）氏が同席しました。
要請文では、キャンプ座間への米陸軍第一軍団前方司令部設置後に、相模総合補給廠所属の第623コントロールチームがイラク・クウェート国境へ出動したのは在日日米陸軍部隊の初の派兵だと指摘しています。
相模総合補給廠の戦闘指揮訓練センター設置と併せ、兵站（へいたん）から戦闘のための基地への変化が起き、市是の「基地整理・縮小・返還」を妨げていると指摘しました。
市の鈴木寛幸渉外課長は「（情報の照会について）国にはお願いするが米軍にはしない」とのべました。参加者が「迷彩服のまま、米兵がファミレスやコンビニに入ってきて不安」など市民の声を紹介し、国や米軍へ市民の声を伝えるよう要請したところ、清田栄市長室長は「寄せられた意見、要望は座間市基地返還促進等市民連絡協議会に反映させ、改善できる部分は改善する。市長にも伝える」とのべました。
キャンプ座間で夜間コンサート
「うるさくて眠れない」
周辺住民から苦情200件以上
10月31日夜、米陸軍キャンプ座間で行われた野外コンサートが午後10時30分位まで行われ、ロックバンドの演奏がスピーカーから大音響となって、基地周辺の住宅地に流されました。周辺住民から「うるさくて寝られない」と苦情が党市議団に寄せられ、直ちに現地に急行し、状況を確認し、その場で米軍に厳重に抗壊しました。朝日新聞によれば、住民からの苦情は座間市2件、相模原市7件、相模原署・南署160件、座間署48件の217件に達したと報道されています。
座間、相模原両市はキャンプ座間に対し、厳重に抗議しました。党市議団は決算委員会でも取りあげ、再発防止を米軍に求めるとともに、当局の対応を質しました。
野外コンサートはハロウィンのイベントで基地西側の野球場に特設舞台を設け、ロックバンドの演奏が行われたが、パーティーの進行が遅れたゝめ、深夜帯にかかったとしています。
