2016年4・5月 | 第239号 | 第1回定例会報告特集 |
市民生活向上へ地方行政のあり方を問う国保税の値上げに反対 国民健康保険税がこの4月から値上げになります。共産党は値上げに反対しました。反対の要旨を紹介します。国保税値上げの内容は、医療分、後期高齢者支援金分、介護分を合わせて所得割が11・54%の値上げ、均等割が2万9千5百円から3万2千円に8・47%の値上げ、平等割は2万8千2百円が2万9千6百円と4・96%の値上げとなっています。
マイナンバー制度
|
新規・拡充された事業(抜粋)
|
|
第1回定例会概要
第1回定例会は、2月25日から3月25日まで開かれました。平成28年度一般会計・4特別会計・水道事業会計・公共下水道事業会計の予算、平成27年度一般会計補正予算、市民文化会館条例の一部改正など53議案のほか、陳情等を審議しました。党市議団は、議案に対する総括質疑と討論を中沢議員が行い、市政全般に対する一般質問は守谷、星野各議員が行い、決議1件、意見書1件を提出し、市民要求実現のために奮闘しました。 市民要求の陳情・決議・意見書北朝鮮問題は6カ国協議で〜採択 党市議団提案の「北朝鮮の核実験と事実上の弾道ミサイル発射に厳しく抗議する決議」が可決しました。 待機児童解消を〜不採択 党市議団提案の待機児童解消を求める意見書は、新政いさま・公明党が反対し可否同数で議長裁決により不採択となりました。 陳情3本は全会一致で採択(1)「介護従事者の処遇改善」 (2)「精神障害者の交通運賃割引制度」 (3)「軽度外傷性脳損傷などの相談窓口」 |
座間総合病院の土地賃借料などを質す中沢邦雄議員座間市平成28年度一般会計予算、それに特別会計等を加えた総額予算でも過去最高額になっている一方、国保税、下水道使用料、後期高齢者の保険料が値上げになっている予算の特徴について質した。固定資産税の代替的性格をもつ基地交付金と座間総合病院の土地賃借料1373万6千円を市が肩代りすることの妥当性について質した。今年4月から民間保育施設を認可し定員を45名増員することによる待機児童解消策を質した。ひばりが丘一丁目地区の雨水対策として遊水地を築造する事業で大和市側、国有地との関係、大和市内の引地川改修進捗を質した。来年4月の芹沢公園の完成に合せ、芹沢陸橋の赤い色塗装改修を行い市のシンボルとするよう求めた。
県水配分水量の再協議をもりや浩一議員 座間の水道水は地下水と県水をブレンドしています。新年度は県水のブレンド率を15%から14%に減らすも4億9千万円近く受水費がかかります。党市議団が指摘し続けていますが、1978年10月12日の協定書による日量3万7300トンの配分水量の基本料金が約4億2千8百万円もあり、現状の日量5200トンに見合わない配分水量を再協議すべきと質問しました。市は、同じ状況の秦野市とともに神奈川県内広域水道企業団に対して毎年、県水受水費の低減要望を継続するとの答弁でした。
介護家族を対象に、事業の必要性は星野くみ子議員本年3月の座間市の高齢化率は24・1%です。加速度を増した超高齢社会、国・自治体の役割は大きく問われています。介護を社会全体で支えることを目的として2000年4月にスタートした介護保険制度は3年毎の制度改悪で、利用者やその家族への負担が重くなってきています。現在、介護にまつわる事件が多数起きています。悲しいことに、多くの場合、被害者も加害者も同じ家族です。介護についての正しい知識と周囲のサポートがなければ、家族にも本人にも取り返しのつかないことになります。行政として要介護者を持つ「家族」を対象としたレスパイトケア(レスパイト=小休止の意味)を重視した事業が必要ではないかと当局に質しました。 |