2018年1・2月 | 第245号 | 第4回定例会報告特集 |
平和で住みよい座間市を――党市議団、予算要望書を提出――
みなさん、お元気で新年をお迎えになられましたでしょうか。 |
切実な要望・市民の願いの陳情と意見書すべての国が核兵器禁止条約に参加できるように(採択)国連で採択された核兵器禁止条約に多くの国が賛同し発行する見通しである中で、唯一の戦争被爆国である日本が、核保有国と非保有国のすべてが核兵器禁止条約に参加できるような橋渡しとしての役割を担うことなどを求めます。党市議団が提案したこの意見書は自民党・いさまが反対したものの賛成多数で採択となりました。 生活保護世帯の子どもたちの大学進学支援制度を(採択)現行、生活保護世帯の子どもが大学や専門学校に進学し世帯分離をする場合に親世帯の保護費が減額されますが、その方式を見直すとともに、入学時に一時金を支給するなど、大学進学支援に取り組むよう求めるこの意見書は、明進会が反対したものの賛成多数で採択となりました。 国・県に私学助成の拡充を(採択)私立高校の学費は就学支援金分を差し引いても全国平均で初年度60万円、入学金を除いて44万円と高額な負担であり、神奈川県の私学助成は全国最下位水準の助成額です。公私の学費格差を改善し、すべての子どもに学ぶ権利を保障するため、私学助成の一層の増額を国・県に求める各陳情が可決し、同内容の各意見書が全会一致で採択されました。 安全・安心の医療・介護の実現と夜勤交代制労働の改善を(採択)1日8時間以内を基本に、労働時間の上限規制や勤務間のインターバル確保、夜勤回数の制限、夜勤交代制労働者の労働時間短縮、一人夜勤の早期解消、医師・看護師・医療技術職・介護職を増員、患者・利用者の負担軽減を求める陳情が可決し、同内容の意見書が全会一致で採択されました。 〇介護労働者の労働環境改善及び処遇改善を これらの内容の陳情に党市議団は賛成しましたが、自民党・いさま、公明などの反対により不採択となりました。 |
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第4回定例会概要 第4回定例会は、11月24日から12月18日まで開かれました。議案は、17年度一般会計及び国保等の3特別会計、水道・下水道の2事業会計の補正予算、条例改正など19件、陳情10件を審議しました。 |
マイナンバー推進の議案に反対 今定例会で、マイナンバーに係る一般会計補正予算「戸籍住民基本台帳管理経費補助金(住基システム番号制度旧氏対応改修事業)」が計上されました。これは、マイナンバーカードや住民票などに旧姓を併記して、旧姓で働く女性の利便性を高める、などとしていますが、旧姓併記の前に、「選択制夫婦別姓」の議論があるべきではないでしょうか。これは国が推進している国民総番号制を地方自治体である市が後押しするものにほかなりません。
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文化遺産・農業・浸水対策について中沢邦雄議員一、市内文化遺産保存と郷土資料館の整備・建設にむけて―これまで歴代市長が郷土資料館か博物館を整備すると基本計画で掲げながら37年間経過し、1414点の歴史資料など文化財が公民館や3小学校の資料室に眠っている。4年後の市制施行50周年の記念事業の目玉事業として郷土資料館を建設し、文化財を市民の閲覧に供するよう求めました。
投票しやすい環境/核兵器廃絶にむけてもりや浩一議員 1969年の旧自治省選挙部長通知(一投票区3000人が限度)を示し、市内二つの投票区以外3000人を超す現状から、投票所の増設や見直し、選挙当日の投票区外投票、期日前投票時間の弾力化、郵便等投票制度の改善を質問。答弁は「3000人の基準は目安であって、実情に応じて判断。投票区外投票は二重投票防止の課題あり」とのことでした。
「福祉」の意味は「幸せ」、幸せの充実を星野くみ子議員1、福祉タクシー利用券は「障がい者の社会参加・外出の支援の促進」が目的の助成事業です。県内他市と比べ最低水準にある助成金額1万2千円を、当初の3万円に戻すこと、また、人工透析患者に対する特別措置を求めました。 |