2022年4・5月 | 第261号 | 第1回定例会議会報告特集 |
市民生活向上へ 地方行政のあり方を問う国保税の値上げに反対 国民健康保険税がこの4月から値上げされます。日本共産党は値上げに反対しましたが賛成多数で可決しました。 〇一般会計から繰り入れ、基金運用や子どもの均等割免除で市民負担軽減を 県の標準保険料に合わせなくても赤字決算補填の一般会計繰入金で対応できます。赤字決算補填のための一般会計繰入金を解消しない自治体には、特別交付金が減らされるひどい仕組みがありますが、その影響額は年によって異なり、約3百万円や2百万円であり、この金額のために市民負担を増やすべきではないと指摘しました。 |
マイナンバーカードの補正予算についてマイナンバーカードの発行枚数の実績が予定より多くなっており歳入歳出とも増額した補正予算に党市議団は反対しました。国は、マイナンバーカード普及のために最大2万円分のポイントを付与するとして1兆8千億円余りを計上し、これ以外に各省庁がこれまで支出したマイナンバー制度の関連経費は、少なくとも1千億円を超えています。これらの費用はすべて国民の血税です。このような税金の使い方に賛成するわけにはいかないと指摘しました。 |
一般会計予算の評価と問題点一般会計予算について党市議団は、小児医療費助成制度の所得制限撤廃にむけたシステム改修、生ごみ処理機購入補助の拡充、小学校給食室へのエアコン設置、東中学校へのエレベーター設置、市庁舎のエレベーター設備の改修など評価できるとしたうえで、次の点を指摘して反対しました。問題点として、@今年の4月からの市民体育館とスカイグリーンパークの駐車場有料化の問題。Aマイナンバー制度関連でマイナポイント付与の申請補助の委託料に4380万円もかける問題。B国保税値上げにつながる一般会計から国保特別会計への繰出金の削減。以上の3点です。 |
新規・拡充された主な事業◎中学校施設整備事業費(東中学校エレベーター設計委託・拡充)721万円 ◎学校給食施設整備事業費(小学校給食室空調機設置・拡充)1億7843万円 ◎小児医療費助成事業費(所得制限撤廃に向けたシステム改修・拡充)253万円 ◎ホームページ作成事業費(ホームページ改善・拡充)3507万円 ◎児童発達支援事業費(生きがいセンターを児童発達支援センターへ改修・拡充)1億3514万円 ◎ふるさと納税返礼品事業費(ふるさと納税返礼品制度導入・新規)2496万円 ◎市庁舎維持管理事業費(来庁者用エレベーター設備改修・拡充)4億5296万円 ◎地下水保全基本計画管理事業費(地下水保全基本計画の中間検証実施・新規)425万円 ◎芹沢公園祭整備事業費(公園南側エリアを豪雨から守る対策・新規)1233万円 |
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第1回定例会概要
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平和を求める決議・意見書、全会一致で採択ウクライナ侵略を非難 非核三原則の堅持を 病床削減の中止を 内部留保への課税を |
市民体育館とスカイグリーンパークの共用駐車場(4月から有料) |
一般会計予算に対する附帯決議に反対一般会計予算に対する附帯決議として、ふるさと納税返礼品事業や中学校エレベーター設置、学校給食室の空調機器設置の財源に対する要望などの附帯決議を自民党・いさまと大志会が提案しました。 ●附帯決議は議決の条件でない ●事実と異なる内容 |
米軍に地下水保全協力金を求めるべきもりや浩一議員 市内には米軍水道施設があります。在日米軍にも座間市地下水保全条例第33条にもとづく協力金を求めるべきと質問しました。環境経済部長から「地下水保全対策基金管理運用要領で非営利事業に準ずるものとみなして米軍は除外しています」との答弁でした。
ジェンダー平等へ一歩前進 新しい制服へ星野久美子議員2023年4月から座間市内の全中学校の制服が新しくなります。制服が変わることの目的について質しました。教育長からは「国籍、宗教、性自認、身体上の理由等により、現在の制服に対し負担を感じる生徒への配慮、気温差に対応しやすく動きやすい機能的配慮、価格面などの経済的配慮、男女差の少ないデザイン等の導入、全ての生徒が自分に合った制服を選択できるようにします」との答弁がありました。誰もが自分で選択できる新しい制服。例えば、男女どちらの生徒でも、スカートやズボンを選択でき、ボタンの合わせやリボン・ネクタイも生徒本人が選ぶことができます。制服を通して多様性を認め合うことを学ぶ。ジェンダー平等の社会へ一歩前進です。 |