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座間市議団ニュース 第291号 2024年6月
座間市2024年第2回定例会が閉会
座間市議会2024年第2回定例会は5月31日に開会し、6月25日に閉会します。
今定例会では、当局議案を9件、陳情2件を審議しました。議案・陳情に対する総括質疑、討論を星野議員が行い、議員提出議案を2件提出しました。また、一般質問は守谷・星野両議員が以下の内容で行いました。
◎守谷浩一議員
1 基地対策と平和行政について
2 コミュニティバスの拡充について
3 有機フッ素化合物汚染への対策について
◎星野久美子議員
1 学校給食について
2 全ての女性を支援することについて
3 歩道の改善について
「すべての市民が自分らしくくらせる座間市」をつくろう
今定例会では上記の一般質問を行いました。要旨を報告します。
1 学校給食について==学校給食の無償化と全員喫食の中学校給食を求めました。給食費の無償化については、今までにも2017年、2022年に2回、2023年と4回にわたり一般質問で取り上げてきました。今回を含めいずれの質問に対しても答弁は「否」ですが、近隣自治体や国の動きを注視していくとのことなので、あきらめず、粘り強く市民のみなさんと力を合わせて求め続けていきます。全員喫食型の中学校給食は、今般示された「ざま魅力ある学校づくり方針」の中にも明記されており、この2年間の検討の中でさまざまな方向性を出していくという答弁でした。
2 全ての女性を支援することについて==現在のジェンダー格差、ジェンダーハラスメントに対する市長の見解、及び、新法「困難な問題を抱える女性への支援に関する法律」に関して新たな事業を行うのか、そして、全国最下位の神奈川県内においても最低クラスにある座間市の「妊婦健康診査」の拡充を求めました。
3 歩道の改善について==党市議団が行った市民アンケートには、車椅子やベビーカーユーザー、その他歩行に何らかの障害のある方々から、歩道のデコボコで歩きにくくて困っているとの声が多く寄せられました。状況の悪い歩道は主に県道ですが、改善するように求めました。
今後も市民の皆さんの声を届けて、誰もがイキイキとくらすことの座間市を作るために頑張ります。
【星野久美子 記】
基地問題とコミュニティバスについて質問
6月7日(金)に一般質問をしました。その一部をお伝えします。
◇米陸軍ヘリコプターの後継機V−280
米陸軍ヘリコプターUH-60の後継機として、垂直離着陸と高速飛行を両立させたV-280バローが開発されています。オスプレイはエンジンナセルごと角度が変わる構造に対して、V-280バローはエンジンナセル固定でプロペラ部分のみが可変する方式です。UH-60シリーズの機体寿命を鑑みて、2030年にはV-280バローの実践運用をスタートさせる予定です。キャンプ座間のヘリコプターUH-60も変更になる可能性があるのか質問しました。総合政策部長から「当該機体の詳細や、その生産、配備計画など承知していませんが、国に説明を求める予定はなく、専門的な見地も持ち合わせていませんので、見解を申し上げることもできません」との答弁でした。情報を国に求めるとともに、危険な機体の配備に反対すべきです。
◇コミュニティバスの運行本数追加や乗り残し対策を
本市のコミュニティバスは現在、さがみ野コース、小松原・病院経由コース、相模が丘コース、東原・ひばりが丘南コース、西部方面循環コースの5路線となっています。相模が丘コースでは定員28名で、残り4コースは定員10名です。市民の方々からは「待っていても満員でコミュニティバスに乗れなかった」とか「もっとコミュニティバスの本数を増やしてほしい」と切実な声が寄せられています。運行コース追加と時間当たりの運行本数追加について、費用の見積りを兼ねた見解を質問しました。都市部長から「運行コース追加に必要な費用見積りを運行委託事業者から取得していませんが、参考までに、本年度の車両タイプごとの年間運行委託料は、28人乗り小型バスは1コースにつき約3100万円、10人乗りワゴンは1コースにつき約2400万円です。また、運行本数の追加は、車両の追加や運転手の増員、運転士不足という大きな問題もあることから、費用を想定することは困難です。参考として、本年度の車両タイプごとの年間運行委託料を運行本数で除した場合の数値は、小型バスが1便当たり年間約319万円、ワゴンは1便当たり年間約207万円となります」との答弁がありました。
また、今年度にコミュニティバスの位置情報や乗降客数が把握できるシステムの導入が予定されています。このシステムで乗り残し対策についてどこまで解消できるのか質問しました。都市部長から「このシステムの導入により取得する利用実績データを分析し、利用者への分散乗車の促進、また、今後の運行見直しの際の基礎データとする等、乗り残し対策に活用していきたいと考えています」との答弁でした。今後もコミュニティバスの運行本数追加や乗り残し対策を求めていきます。【守谷浩一 記】